最初の工場と初期の発明 (1871–1882)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 06:47 UTC 版)
「カール・ベンツ」の記事における「最初の工場と初期の発明 (1871–1882)」の解説
1871年、27歳のときアウグスト・リッター(August Ritter)と共同でマンハイムで機械工作所を立ち上げた。この会社は最初からうまくいかず、リッターは信頼できないことが判明。ベンツは婚約者ベルタ・リンガー(Bertha Ringer)の持参金でリッターの持分を買い取り会社を自分のものにした。 1872年7月20日、ベルタと結婚。5人の子、オイゲン(Eugen, 1873年生)、リヒャルト(Richard, 1874年生)、クララ(Clara, 1877年生)、ティルデ(Thilde, 1882年生)、エレン(Ellen, 1890年生)をもうけた。 ビジネス上の災難はあったが、妻と共同所有することになった工場で開発に取り組んだ。収入を増やすため1878年、新たな特許取得を目指すようになる。まず、信頼性の高い2サイクルエンジンの開発に取りくんだ。そして1878年12月31日に2サイクルエンジンが完成し、1879年に特許を取得に成功した。 しかしカール・ベンツが本当の才能を発揮したのはそれ以降であり、その後広く普及する様々な機構を設計し、特許を取得していった。間もなく、速度制限機構、電池を使って火花を発生させる点火装置、点火プラグ、キャブレター、クラッチ、ギアシフト、水を使ったラジエーターの特許を取得している。
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