最初で最後の登板試合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/08 07:55 UTC 版)
「レイ・ブレンカー」の記事における「最初で最後の登板試合」の解説
試合はこの年低迷する両チーム同士の対戦で、最下位を争うものだった。 アスレチックスの先発は、5年目にしてようやく先発ローテーション入りしたディック・ホール、レッドソックスの先発も、30歳を迎えてやっと先発に定着できた苦労人アイク・デロックだった。試合は3回まで両投手が好投し、0対0のまま4回を迎える。4回表、先頭のノーム・シーバーンがソロホームランを放ち、アスレチックスが先制する。その後1、2塁とチャンスをつくるが、追加点はできなかった。すると直後の4回裏、フランク・マルゾーンの併殺打の間に3塁走者が生還し、レッドソックスはすぐさま同点に追いつき、試合は振り出しに戻る。5回表に得点できなかったアスレチックスは、その裏、そして6回裏にも失点し、先発ホールは6回で降板する。7回になんとか1点を返したアスレチックスだったが、その裏にレッドソックスの猛攻を受けることになる。リリーフのネッド・ガーバーは一つアウトをとるが、四球2つで走者をため、降板。代わったドン・ラーセンがレッドソックスの4番ヴィック・ワーツに3ランホームランを打たれ、この時点で試合の大勢は決する。ラーセンは次の打者にもツーベースを打たれ、ここでレイ・ブレンカーと交代する。 ブレンカーは最初の打者を打ち取るが、次打者に死球、その次の打者には四球を与え、満塁のピンチを招く。そして満塁から押し出し四球を選ばれる。相手の勢いは止まらず、直後の打者ウィリー・タスビーに満塁ホームランを浴びてしまった。結局7回は3投手で8点を奪われた。8回にもブレンカーは登板しタイムリーヒットを打たれ、最終成績は1回2/3を投げて被安打3、与四球2、暴投1、失点5、防御率は27.00であった。 試合はレッドソックスが13対2で圧勝。ブレンカーに勝敗はつかなかった。
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