書籍・CD・DVD
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 21:17 UTC 版)
書籍には返本制度があるため、返本された本は断裁処分をされるか、出版社の在庫に戻るため、基本的にワゴンセールになることは少ない。ワゴンセールになるのは一度返品された本のうち、状態が悪かったり、時期が過ぎて再販売価格維持が切れて定価で売る価値がないなどの理由で出版社の在庫に戻されない本のうち、安く売ればそこそこの利益が見込めるという理由で断裁を免れた書籍(バーゲンブック)である。また、一般雑誌はそのほとんどがバックナンバー販売用の在庫になるか断裁されるため、バーゲンブックになることは少ない。週刊誌や漫画雑誌の場合はまず断裁処分されるため、バーゲンブックにはなることはまずない(駅の近くの露天商などで週刊誌・漫画雑誌が安く売られていることがあるが、これはバーゲンブックではない。要らなくなった読者から買い取ったり、悪質なケースとなると電車の網棚や駅のゴミ箱から回収した本を売っていることもある)。 CD・DVDの場合、レコード店では人気のない作品が在庫処分として売られる。書店やスーパーなど別業種店舗の催事としてワゴンセールが出されることもあるが、この場合多くの商品は廉価盤であり、本来の定価から値引きされてはいない。また、レーザーディスク (LD) がDVDに移行したときには多くの店舗でレーザーディスク商品の叩き売りが行われていた。レーザーディスクはアナログレコードと同様、場所を大きく取るためである。 古本屋(古書店)・中古CD店では頻繁に人気のない作品や在庫が多い作品がワゴンセールに行く。最大手のブックオフの店舗では専用のコーナーが設けられており、一定期間は正価で値付けをしていたが売れなかった、在庫が多い、本・CD自体が古い、本・CD自体が既に一過性のブームが過ぎ去った、などの理由で正価で売る価値がない本・CDがそこに並べられる。
※この「書籍・CD・DVD」の解説は、「ワゴンセール」の解説の一部です。
「書籍・CD・DVD」を含む「ワゴンセール」の記事については、「ワゴンセール」の概要を参照ください。
- 書籍・CD・DVDのページへのリンク