映画『オートバイ少女』
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1994年公開。ガロシネマ第一回作品。『ガロ』に掲載された鈴木翁二の同名の作品を原作として、ミュージシャンのあがた森魚を監督に招いた。 青林堂・月刊漫画ガロ・ツァイトの連名による制作とされているが、実質は山中社長個人がプロデューサーとして積極的に関わり、製作費の全額がツァイトの出資で行われた。雑誌とは別に映画にリソースを割くことに対して、『ガロ』の手塚編集長を始めとする青林堂社員は全く非協力的で、ロケ地の函館が実家と言うことで、『ガロ』の白取副編集長が現地の取材に協力した程度。映画は案の定失敗し、本業をおろそかにして『ガロ』にコミットする山中に対して、『ガロ』編集部は不信感を強めた。ただし山中によると、1万人近い観客動員があった上にレンタルビデオの販売利益もあって最終的には4000万円の利益が出たとのことで、失敗ではなかったとのこと。
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