明石海峡西側の浮標(ブイ)と接触
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/29 07:50 UTC 版)
「フェリーふくおか2」の記事における「明石海峡西側の浮標(ブイ)と接触」の解説
2018年3月18日午後7時35分ごろ、フェリーふくおかIIが明石海峡西側の浮標(ブイ)と接触した。神戸海上保安部によると、フェリーは午後5時に大阪南港を出て福岡県北九州市の新門司港に向かっており、乗員乗客509名が乗っていた。浮標と接触する前、フェリー内で急病人が出て、搬送のため姫路海上保安部から巡視艇「ぬのびき」が向かい急病人を巡視艇に移送する際、投錨せず停泊作業時右舷の船尾付近に浮標が接触、けが人はいなかったがプロペラの一部が破損したとみられ航行不能となった。19日早朝深田サルベージの揚錨船「おやしお」が派遣され、潮流の収まりを待ち潜水士を投入し、状況確認するとブイのアンカーチェーンを右舷プロペラが巻き込んでいて潜水士がチェ-ンを切断し、同日15時頃巻き込みの影響が少なかった左舷プロペラのみで航行可能か確認し、大阪南港へ向け引き返し航行を開始し、18時過ぎにタグボート支援のもと、大阪南港の同社運航便出港後の岸壁に接岸し、出港25時間後に帰港し、乗客に運賃を全額返金するほか、見舞金として一人あたり1万5千円を支払うとした。国の運輸安全委員会は事故原因を調べるために19日船舶事故調査官を派遣した。同船は右舷プロペラに損傷が生じドックインのため3月19日以降の欠航が決定した。
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