明石海峡大橋・高松自動車道開通後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 23:18 UTC 版)
「うずしお (列車)」の記事における「明石海峡大橋・高松自動車道開通後」の解説
高速道路に対抗するため、明石海峡大橋開通前の1995年度から高徳線のさらなる高速化工事に着手し、1998年からは最高速度110km/hのキハ185系に代わって最高速度130km/hの振り子式気動車N2000系を投入するなどスピードアップを図り、高松駅 - 徳島駅間の最速所要時間は55分となった。しかし、同年に明石海峡大橋が開通すると、徳島から京阪神への高速バスが設定されたことで、岡山を経由して大回りとなる鉄道を利用した徳島市 - 京阪神地区の利用客は減少した。さらに、2001年に高松自動車道板野IC - 高松中央IC間が開通すると、高松市 - 徳島市間は自動車で1時間半程の所要時間となったほか、同区間の運賃を「うずしお」利用時の半額とした高速バス「高徳エクスプレス」も運行を開始し、自動車に対する優位性は失われ始めた。その後、本列車の利用客は年々減少の一途をたどっており、JR四国も対策を打ち出してはいるものの、高速道路網の急速な整備の中で利用客数の減少を防ぐことはできなかった。
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