旧来の時代との違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 03:42 UTC 版)
「東京時代」の特徴として、川勝平太は「東京は西洋文明の変電所」という点を挙げている。 旧来の時代の特徴を見ると、奈良(平城京)や京都(平安京)が首都だった時代、特に安土桃山時代までは、奈良や京都といった政権所在地が、東洋文明を受け入れてその終着地になって来た。江戸時代は、対中国と対オランダと対李氏朝鮮と対琉球と対蝦夷を除いて鎖国されており、徳川幕府の政権所在地である江戸は、「外国文明を日本全域に波及させる場所」とはならなかった。 しかし、東京が首都となった後の日本を見ると、東京が西洋文明を受け入れる窓口となり、西洋文明が東京で日本化され、日本化された西洋文明が東京から全国に波及した。そして、日本化された西洋文明を求めて、人々が東京に集まった。これらを象徴するキーワードが、1870年代の「文明開化」や、1960年代の「あゝ上野駅」である。
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