旧依田邸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/09 14:16 UTC 版)
依田家の建築物は、表門など4棟が国の登録有形文化財に登録され、主屋など5棟が静岡指定有形文化財に指定されている。現存の依田邸は、第三代の主が建設したものと伝えられている。母屋は1668年(寛文8年)から1704年(元禄17年)の13年をかけて建築されていたといわれており、1759年(宝暦9年)7月17日の水害で門や長屋などが流され、母屋と蔵は残った部分は改修されている。 1890年(明治23年)に11代当主依田佐二平が衆議院議員に当選した際に大規模な増築がされた。 1961年(昭和36年)14代当主依田敬一が歴史的建造物の活用として「大沢温泉ホテル」の名で旅館業を始め2015年(平成27年)に廃業。 2017年(平成29年)に松崎町営の文化施設となった。 旧依田邸を舞台にした小説に濱野成秋『父の宿』(2001)がある。2019年9月14日には著者を招いた講演会がNPO法人伊豆学研究会主催で行われた。
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