旧マイン橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/09 06:50 UTC 版)
旧マイン橋は1512 - 19年に建造された。この橋は13連のアーチを台座として構成されていた。1866年の普墺戦争でプロイセン軍によって破壊され、その後再建された。1945年3月31日、アメリカ軍の進駐を前に中央部のアーチが破壊された。 損傷した旧マイン橋は戦後、近代的な船舶の航行を考慮し、中央部にコンクリートの梁を用いてアーチを高くした形で再建された。それ以外の部分はそのまま保存された。しかし、やがて老朽化が顕著になり、市区内の徒歩・二輪車の交通だけが許可されるようになった。2006年9月からは東海の危険が高まったため、徒歩や自転車での通行も禁止された。2007年にまず中央部の鉄筋コンクリートが取り壊された。同年中に全体を撤去し、その後似た形の橋を新たに架ける計画であった。ところが、この過程で行われた建築調査でこの橋の建築史上の重要性が明らかとなり、ヴュルツブルクの旧マイン橋やレーゲンスブルクの石橋に匹敵する重要な橋であると判断された。このことから橋保存の市民運動が興った。連邦および州の文化財保護局ならびにオクゼンフルト市当局は、この橋を2009年から原型に忠実に補修再建することを決めた。
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