日蓮宗・法華宗における四菩薩とは? わかりやすく解説

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日蓮宗・法華宗における四菩薩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/16 02:55 UTC 版)

四菩薩」の記事における「日蓮宗・法華宗における四菩薩」の解説

日蓮宗・法華宗では、『法華経』に登場する上行(じょうぎょう)、無辺行(むへんぎょう)、浄行じょうぎょう)、安立行(あんりゅうぎょう)を四菩薩(あるいは四士)と称する。 『法華経』の第15章にあたる従地涌出品(じゅうじゆじゅっぽん)第十五の記述によれば釈迦如来説法をしていた際に大地割れ、そこから涌き出た無数の菩薩(これを総称して地涌の菩薩称す)の筆頭上行菩薩無辺行菩薩浄行菩薩安立行菩薩であり、これらの菩薩釈迦亡き後末法の世において仏法護持するものとされている。日蓮は、世が乱れ災害起きるのは邪教奉ずるからだと主張し鎌倉街頭で法華経教え説いたが、自己こうした上行菩薩なぞらえていた。 なお、この法華経登場する四菩薩は「金色の身で、三十二相具えている」などと記されていることから、悟りを開く為の修行中の菩薩ではないとも解釈される。この場合、自らの解脱為に菩薩行行なう菩薩ではなく悟達し既に仏界へ昇った如来末法救済のために九界降り立った大菩薩であるとされる。またこの四菩薩涅槃経説かれる常楽我浄配当される日蓮宗において本尊とされるものに大曼荼羅(「南無妙法蓮華経」の題目周囲諸尊の名を文字記したもの)、一尊四士釈迦如来脇侍四菩薩)、一塔両尊四士宝塔中心に釈迦如来多宝如来四菩薩を表す)などがあるが、これらのいずれにも上記四菩薩表現されている。ちなみに大曼荼羅一尊四士一塔両尊四士のいずれを日蓮宗本尊見なすかについては古来議論がある。詳細は各項目を参照

※この「日蓮宗・法華宗における四菩薩」の解説は、「四菩薩」の解説の一部です。
「日蓮宗・法華宗における四菩薩」を含む「四菩薩」の記事については、「四菩薩」の概要を参照ください。

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