日本甜菜製糖磯分内工場専用線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 14:35 UTC 版)
「磯分内駅」の記事における「日本甜菜製糖磯分内工場専用線」の解説
この専用線にいた1号B型タンク機関車は出自不明の謎の機関車として知られている。1920年(大正9年)に北海道製糖帯広工場が完成した時に日本車輌製造の工場で使用していた機関車を譲り受け、その後十勝鉄道、1941年(昭和16年)に小清水製糖所に、1952年(昭和27年)に磯分内製糖所にという遍歴をたどっている。「ランケンハイマー製 米国」という製造銘板がついているが、該当する製造会社がみあたらない。サイズも軽便なみで低くすぎる台枠のため連結器を取付ける端梁を嵩上げし、また大きなキャブに変えられている。外観の特徴からポーター社製とみられスクラップから再生したのではないかと推測されている。製造会社については、米国にバルブ関連製品メーカーLunkenheimer社が存在し同社の製品に鉄道車両の汽笛があることから、同車の改造過程において装備品だった汽笛の刻印を車両本体のメーカーの物と誤認した結果が件の製造銘板ではないかとの推測も存在する。
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