日本以外での展開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 16:58 UTC 版)
イギリスでは、日本・アジア食チェーンレストランの「Wagamama」と日本食のテイクアウトチェーン店である「Wasabi」で出されていたカツカレーが火付け役となり、ブームが発生した。Katsu curryという名称で広く知られており、スーパーマーケットの総菜コーナーで売られるのが一般的になっている。近年では日本食以外のレストランやマクドナルドでも販売されたことがある。しかしながらしばしば、インドカレーと比較した日本風味のカレーとしての意味合いで呼ばれており、実際には豚カツが入っていないことも多いことから、在英邦人によりその間違いを指摘する「カツカレーポリス」という活動が発生した。イギリスでは豚肉禁止のイスラム教徒や鶏肉好きなカリブ系移民も多いことからチキンカツが入っていることも多い。カツカレーポリスについてプレジデント・オンラインの記者は「日本でも、海外では通じない鼻つまみな和製英語はたくさん使われていることだろうし、ここは一つ、イギリスで横行するカツ無しのカツカレーくらい許してやってほしいというのが正直なところ」と述べている。 この他、カツカレーはアメリカ、フランス、オーストラリアでも人気があるという。 オーストラリアでもチキンカツカレーの人気が高いのは、国民にイスラム教徒のほか準菜食主義者が多いことが影響しており、硬めの豆腐を揚げた「トーフカツ」のカレーもヴィーガンやヘルシー志向の客に歓迎されている。また、日本食のイメージが強いためか、七味唐辛子で辛さを調節したり、箸でカレーを食べる客が多いという。
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