日本における作業療法士と理学療法士の違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 09:24 UTC 版)
「作業療法士」の記事における「日本における作業療法士と理学療法士の違い」の解説
理学療法士と作業療法士は専門職であり内容が明らかに異なるが、お互いの足りない部分を満たす関係となっている。 日本の国家資格による理学療法士・作業療法士の違いは以下であるが、法律は各国で違う為、国によって業務範囲が異なる。 理学療法の対象は身体に障害があり、主として基本的動作能力の低下を認める者の内、医師により医学的根拠に基づいて理学療法が有効であると判断された者。 作業療法の対象は身体又は精神に障害があり、主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の低下を認める者の内、医師により医学的根拠に基づいて作業療法が有効であると判断された者。 理学療法の手段は物理療法、運動療法、基本的動作訓練。 作業療法の手段は作業、日常生活動作訓練、手段的日常生活動作訓練 職業関連活動の訓練 住環境への適応訓練。 理学療法の目的は主として基本的動作能力の回復。 作業療法の目的は主として主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復。 ここで言う応用動作とは食事動作・トイレ動作・入浴動作・更衣動作・炊事・洗濯・掃除等、多岐にわたり、基本的動作とは応用動作の基本となる動作「寝返り・起き上がり・座位保持・移乗・立ち上がり・移動」を指す。
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