日本におけるローディー専門職の成り立ち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/02 08:31 UTC 版)
「ローディー」の記事における「日本におけるローディー専門職の成り立ち」の解説
ローディーと前述のボーヤとの大きな違いは、将来的にミュージシャンを目指す「通過点」ではない点であり、ミュージシャンの楽器をサポートする業務や、コンサート・イベント等の設営、運営を行う専門職であるという点である。 日本では、1980年代前半より専門職としてのローディーが存在している。近年では、音楽・楽器の専門学校に「ローディーコース」が設けられ、人材を輩出している。しかしローディー自体が歴史の浅い職業であるため来歴は様々で、元・ミュージシャン、元・制作スタッフ、元・楽器店店員、元・楽器職人、元・システムエンジニアなど、多岐にわたる。 名刺やクレジットには“technician”、“instrumental technician”と記載されることが多い。スタッフ同士やミュージシャンからの呼称としては、“ローディー”の他に"テクニシャン"、“tech”、”テック”、”ーテック”(ーには楽器などの名称、ギターテック、やドラムテックなど)という略称や、単に“楽器”という表現もある。 雇用形態は、ミュージシャン(バンド)に直接雇用される者、ミュージシャンの所属プロダクションに雇用される者、フリー、契約社員として派遣会社に登録する者、ローディーマネージメント会社や楽器レンタル会社の社員に大別される。
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