日本におけるロランC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 21:13 UTC 版)
本システム利用船舶が多い日本では、アメリカ合衆国の廃局に合わせて、海上保安庁が1991年の整備着手以降、1993年に千葉ロランセンターを、また、1994年10月1日に硫黄島ロランC主局を廃局して代替に新島ロランC局をそれぞれ設置して、アメリカ海軍から業務を引き継ぎ、ロランCの運用を開始した。 その後、2009年12月1日に南鳥島ロランC局、2013年2月1日に十勝太ロランC局をそれぞれ廃止。新島ロランC局は、2012年6月19日20時16分、海上安全情報では19時41分以降台風4号によるアンテナ障害で長期欠射中であったが、2014年2月1日午前9時に廃止された。そして、慶佐次ロランC局を2015年2月1日午前9時に廃止して、本システムの運用を止めている。 世界主要海運国の連携運用で、極東海域は日本・中華人民共和国・大韓民国・ロシア連邦の4か国間で通称「FERNS協定」を締結していたが、日本は国内の全局廃止に伴い、2015年に同協定を脱退している。
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