日本での留学・学者生活
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 17:11 UTC 版)
国立台湾師範大学附属高校(高級中学)を経て、1957年に国立台湾大学法学部卒業(連戦国民党名誉主席とは高校・大学の同級生)。その後、早稲田大学大学院政治研究科で修士課程修了、東京大学大学院法学政治学研究学科で博士課程修了(法学博士取得)。その後、津田塾大学で助教授、教授として約30年の教員生活を送り、津田塾大学国際関係研究所所長も務めた。1972年に東京大学出版会から『日本統治下の台湾——抵抗と弾圧』を上梓。このなかで「植民地統治では差別待遇が必ずあり、偏見と圧迫の制度のなかで各種の抵抗運動が生まれる。それらの抵抗を根絶する道は、唯一植民地統治制度を徹底的に廃止することにほかならない」と記している。中国語版は2006年に出版されたが、台湾の学者からは「台湾政治史のバイブルとなる名著であり、台湾史を研究する者にとって必読の歴史専門書」と評されている。なお、原著の日本語版は2008年に復刊している。
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