日本が行った主な生物実験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 07:34 UTC 版)
「宇宙に行った動物」の記事における「日本が行った主な生物実験」の解説
1990年12月、ソユーズTM-11で秋山豊寛がミール宇宙ステーションにニホンアマガエル6匹を連れて行き、宇宙船内の微小重力下でカエルがどんな姿勢や行動を示すかを実験した。 1992年9月、毛利衛が搭乗したSTS-47/FMPTミッションで、ニシキゴイ2匹が搭載された。 1994年7月、向井千秋が搭乗したSTS-65/IML-2ミッションでは、キンギョ、アカハライモリ、メダカの3種類の水棲生物を搭載した。アカハライモリは軌道上で産卵とその後の発生の進行が観察された。またメダカは脊椎動物として宇宙で初めて交尾・産卵・孵化させる事に成功し、「宇宙メダカ」が誕生した。 1995年3月18日、日本は宇宙実験・観測フリーフライヤ(SFU)によってアカハライモリ2匹を宇宙に送り、受精卵の発生の進行を観察した。 1998年5月のSTS-90/ニューロラブミッションと、向井千秋が搭乗した1998年10月のSTS-95ミッションで、日本の水棲生物実験としてガマアンコウを搭載した。 2012年10月のソユーズTMA-06Mでは、32匹のメダカがISSに運ばれて、「きぼう」日本実験棟の水棲生物実験装置(AQH)で飼育が行われた。 2014年2月、ISSで日露共同のネムリユスリカの乾燥幼虫の蘇生実験が若田光一により行われた。 2014年9月のソユーズTMA-14Mで、18匹のゼブラフィッシュの幼魚がISSに運ばれた。「きぼう」日本実験棟の水棲生物実験装置(AQH)で1ヶ月半の飼育が行われ、6匹は生きたまま回収する予定。
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