日の周期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 01:33 UTC 版)
地球の場合、自転に従い上下動は約半日周期で変動する。海水面が最も高くなる時を高潮(こうちょう)・満潮(まんちょう)・満ち潮(みちしお)、海水面が最も低くなる時を低潮(ていちょう)・干潮(かんちょう)・引き潮(ひきしお)といい、これらの現象をあわせて干満(かんまん)という。 高潮や低潮の際には海面の昇降が停止したように見えるが、この現象を停潮(ていちょう)という。高潮時と低潮時との水位差を潮差(ちょうさ)という。 ある地点での干満は通常1日2回ずつあり、干潮から次の干潮までの周期は平均約12時間25分ある。よって、干満の時刻は毎日約50分ずつ遅れてゆくことになる。したがって1日1回の日も年に数回ある。1日にそれぞれ2回ずつ高潮と低潮がある場合を1日2回潮、それぞれ1回ずつの場合を1日1回潮という。そして1日2回潮の場合に午前と午後それぞれの高低潮の差を日潮不等といい、高い方の高潮を高高潮、低い方の低潮を低低潮と呼ぶ。 干潮、満潮の時刻は、海洋や港湾の海水の固有振動のため、月や太陽が最大高度になって潮汐力が極大になる時刻とは一致しない。 潮汐の周期解説高潮(こうちょう)潮汐により海面が最高に至った時点の状態。記号は「H.W.」。 落潮(らくちょう)高潮から海面が下降して低潮に至るまでの期間。下げ潮ともいう。 低潮(ていちょう)潮汐により海面が最低に至った時点の状態。記号は「L.W.」。 漲潮(ちょうちょう)低潮から海面が上昇して高潮に至るまでの期間。上げ潮ともいう。
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