旅行記作家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 07:42 UTC 版)
「アレクサンドル・デュマ・ペール」の記事における「旅行記作家」の解説
すでにいくつかの旅行書を上げたが、デュマはパリでじっとして作品を書いていただけではなかった。出版社から出資してもらったり、パリにいられない事情ができると様々な国を旅行した。それが旅行記(旅行の印象)というジャンルを生み出した。(『スイスの旅の印象』、『南フランス』、『フィレンツェの1年』、『ル・コリコロ』、『ル・スペロナーレ』、『アレナ船長』、『ライン川岸の小旅行』、『パルミエリのヴィラ』、『パリからカディス』、『ル・ヴェローチェ、またはタンジール、アルジェ、チュニス』、『新・旅行の印象』、『パリからアストラハン、コーカサスまで』)これらの旅行記は今どきの旅行ガイドブックの役割だけでなく、デュマという作家の小説のための実験室ともなっている。 旅行の年代順で並べ、カッコ内に出版年と巻数を上げる。 1833年『スイスの旅の印象』(1834-1837, 5 vol) 1834年『新・旅の印象 南フランス』(1841, 3 vol) 1835年『フィレンツェの1年』(1841, 2 vol) 1835年『ル・スペロナーレ』(1842, 4 vol) 1835年『アレナ船長』(1842, 2 vol) 1835年『ル・コリコロ』(1843, 4 vol.) 1840-43年『パルミエリのヴィラ』(1843, 4 vol) 1840-43年『ライン川岸の小旅行』(1841, 3 vol) 1846年『パリからカディスへ』(1847-1848, 5 vol) 1846-47年『ル・ヴェローチェ、またはタンジール、アルジェ、チュニス』(1848-1851, 4 vol) 1858年『パリからアストラハン、コーカサスまで』(1860, 2 vol) 1858-59年『コーカサス』(1859) 1860-64年『ガリバルディーシチリアとナポリの革命』(1861) 1864-65年 オーストリアとハンガリー『白と青』(1867)
※この「旅行記作家」の解説は、「アレクサンドル・デュマ・ペール」の解説の一部です。
「旅行記作家」を含む「アレクサンドル・デュマ・ペール」の記事については、「アレクサンドル・デュマ・ペール」の概要を参照ください。
- 旅行記作家のページへのリンク