旅行隊員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 01:50 UTC 版)
「青年海外協力隊堕落論」の記事における「旅行隊員」の解説
仕事場である大学は年末年始やカーニバル前後に長期の休みがあり、またストライキが発生すると1週間休みになることも珍しくなかった。そのようなときは、他の町の隊員を訪ねたり、学生の実家に招待を受けたり、カリブ海のサンゴ礁の島へ行ったりしていたという。これは石橋だけでなく、「多くの協力隊の隊員は仕事が無く暇を持て余している」とした。そして「自ら『青年海外旅行隊』と開き直って、遊び回ってばかりいた隊員もいた」と証言する。 協力隊の隊員には、2年間のうち派遣先の近隣国を3週間旅行できる制度があった。しかし、多くの隊員が規則を破り、3週間以上の国外旅行にでかけていた。ホンジュラスのJICA現地事務所はパスポートのチェックを実施すると隊員に通告した。すると、JICA現地事務所に内密でエクアドルに入国していた女性隊員は発覚を恐れて、自身のパスポートを捨て、紛失したと報告した例があった。この規則破りが発覚した隊員の行為について現地事務所の所長は「わからないようにやってくれればいいのに」と言っていたとした。
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