新興市場の創設とJASDAQ統合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 04:00 UTC 版)
「大阪取引所」の記事における「新興市場の創設とJASDAQ統合」の解説
2000年に新興企業向け株式市場であるナスダック・ジャパン市場を創設したのを皮切りに、各取引所が新興市場を創設。店頭市場(JASDAQ)とナスダック・ジャパン市場が2003年3月末の統合に向けた協議に入る。 システム障害や災害等の対応策として、2008年3月31日に兵庫県中部にデリバティブ取引の売買システムのバックアップ施設を設置した。また、現物株の売買システムについては、ジャスダック証券取引所と提携し、どちらかのシステムが稼働不能になった場合、相手方のシステムで取引を執行させる体制を引いた。一方、ジャスダック証券取引所の大株主である日本証券業協会は、証券取引所の再編の一環として、経営体力の低下したジャスダック証券取引所を、売買システムのバックアップ体制で提携関係にある大証と経営統合させることを検討した。 その後、大証はジャスダック証券取引所に対して2008年11月19日から12月17日までの間に株式公開買い付けを行い、発行済み株式の76.1%を取得、連結子会社とした。2010年4月1日には大証を存続会社としジャスダック証券取引所を吸収合併、そして同年10月、旧JASDAQ・NEO・ヘラクレスの3市場を統合し、新JASDAQが発足した。
※この「新興市場の創設とJASDAQ統合」の解説は、「大阪取引所」の解説の一部です。
「新興市場の創設とJASDAQ統合」を含む「大阪取引所」の記事については、「大阪取引所」の概要を参照ください。
- 新興市場の創設とJASDAQ統合のページへのリンク