新宗教の儀式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 02:40 UTC 版)
日本の新宗教団体の一部では、人の体の患部に手をかざし、その手から発せられる霊的な力により、心身に癒やしや浄化を与えると称する宗教行為が行われている。これを教団内では手かざしや浄霊と称している。世界救世教による手かざしは創始者・岡田茂吉が昭和時代前半に開発し(世界救世教では、浄霊と呼んでいる)、その流れをくむ真光系諸教団や神慈秀明会といった新宗教団体が布教の手段として用いている。宗教学者の正木晃は、岡田の浄霊(手かざしは)は、明治時代に日本に輸入された西洋のメスメリズムと日本の伝統的な技法との混合で生み出されたものであると指摘しており、オウム真理教のシャクティパットも岡田茂吉のものと基本原理は同じであると述べている。 世界救世教による手かざしの源流は、大本教の出口王仁三郎の杓子を用いた治療法にあり、岡田茂吉がそれを独自に発展させて扇子を用いる方法を編み出し、その後、手だけをかざす方法になったと言われる。
※この「新宗教の儀式」の解説は、「手当て療法」の解説の一部です。
「新宗教の儀式」を含む「手当て療法」の記事については、「手当て療法」の概要を参照ください。
- 新宗教の儀式のページへのリンク