断食の理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 07:18 UTC 版)
西式の基本の一つである「入れる」ことよりも「出す」ことを重視。老廃物を完全に出し切らないと健康にはなれず、仏教の布施に例え説明している。老廃物は「飢えた」時にしか出ず、そのために断食が必要だと説く。1965年頃、農薬のBHCが社会問題になった際に、有機塩素剤であるBHCがいったん体内に取り込まれると脂肪に沈着し出てこないといわれたが、甲田は断食で出るのではとの仮説を立て神戸大学の喜田村正次教授との共同研究でBHCが大量に尿中に排出されたことを確認した。その後、この研究結果に驚いた喜田村は研究結果をまとめて学会に発表した。この結果より、甲田は老廃物は飢えにより血液が腎臓にも行きわたることで老廃物を排泄するのだと確信した。
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