断仇牙(だんくうが)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 00:18 UTC 版)
「カイザーナックル」の記事における「断仇牙(だんくうが)」の解説
本作の調整版として当初は『カイザーナックルEX』という、CPU戦の難易度を落とした以外はほぼ変化なしのバージョンを出す予定であったが、ロケテストであまりに不評だったために却下され、そこから改修を行った『断仇牙』(和也の断空牙とは字が違う)を発表しなおした。ゴンザレスとアステカが使用可能キャラクターになり、新技の追加、超攻撃・激攻撃の廃止(一部通常技はレバー入れ技という形で残っている)、CPU戦の難易度低下(プレイヤーの動きに超反応で対処することがはるかに少なくなり、ジェネラルの出現条件は廃止されている)、攻撃力の全体的な低下、練習モードを含めたゲーム開始時のモードセレクト(「ノーマル」は各キャラのエンディングまで、「プロ」はそれに加えスタッフロールがクリア後に流れる)、「ジャンプ攻撃を当てた際にその動作をジャンプでキャンセルできる」という新しいシステムなど、様々な変更点がなされている。 稀にバグが起こりゲームが止まってしまうことはあるものの(CPUのアステカ戦で勝つと低確率だがフリーズしてしまうことがある)、ほぼ完成に近いところまで作られてタイトー直営店でロケテストも行われていたが同社の諸事情により発売はされなかったため、文字通り「幻」と言える格闘ゲームであった。作られた基板は数は少ないながらも現存しており、ロムの吸い出しもされている。 これとは別に『カイザーナックル2』としての続編も企画されていたが、アーケードゲーム制作に使用する基板が3D基板へ移行するに伴って企画は打ち切られた。この経緯を経て、新たに企画されたのが『サイキックフォース』であるという。 1985年4月5日~1985年12月27日まで『超獣機神ダンクーガ』といったアニメがあり、関係があるのかと調査を行った結果、矢尾一樹や島津冴子など登場人物の声優陣に共通点が見つかっている。
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