斉次多項式とは? わかりやすく解説

斉次多項式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/04 18:22 UTC 版)

数学において、斉次多項式(せいじたこうしき、: homogeneous polynomial)あるいは同次多項式(どうじたこうしき)、あるいは略して斉次式、同次式とは、非零項の次数が全て同じである多項式のことである[1]

例えば、2変数 x, y についての1次斉次多項式は、a, b を定数として

Category:多項式

斉次多項式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/12 08:25 UTC 版)

多変数多項式」の記事における「斉次多項式」の解説

詳細は「斉次多項式」を参照 次数 d(または正の整数)の斉次多項式は次数 d の単項式線型結合である。零多項式任意の次数 d に対する d-次の斉次多項式と考える。例えば二変数多項式 2X3 + X2Y – 5Y3 は次数 3 の斉次多項式だが、2X3 + X2Y3 – 5Y3 は斉次でない。全次数 d の任意の多項式 P は次数それぞれ 0, …, d の斉次多項式 P0, …, Pd一意的な和に書ける。このとき各 Pi を P の次数 i の斉次成分と言う先ほどの非斉次の例では、次数 3 の斉次成分は 2X3 – 5Y3, 次数 5 の斉次成分は X2Y3 でそのほかの斉次成分は 0 である。斉次成分への分解別の述べ方をすれば、A[X1, …, Xn] は Ad[X1, … , Xn] の加群の直和書ける。ただし d は非負整数を亙り、また Ad[X1, …, Xn] は次数 d の斉次多項式全体の成す A-部分加群とする。それぞれ次数 d, e の二つの斉次多項式の積が次数 d + e の斉次多項式であり、対して和がふたたび斉次となるのは d = e のときに限ることに注意する多変函数オイラーの定理フランス語版) P は次数 d の斉次多項式ならば d P = ∑ 1 ≤ i ≤ n X i ∂ P ∂ X i {\displaystyle dP=\sum _{1\leq i\leq n}X_{i}{\partial P \over \partial X_{i}}} が成り立つ。

※この「斉次多項式」の解説は、「多変数多項式」の解説の一部です。
「斉次多項式」を含む「多変数多項式」の記事については、「多変数多項式」の概要を参照ください。

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