文化・観光・伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 07:54 UTC 版)
ドイチェス・エックには、ドイツ帝国初代皇帝であるヴィルヘルム1世の騎馬像が建てられた。第二次世界大戦に際してアメリカ軍に破壊されたが、1953年に再建された。ライン川とモーゼル川が合流するドイツライン川西岸の街コブレンツ。ここから65km南のマインツ迄の区間は、世界文化遺産に指定されている。ライン河畔からザイルバーンで対岸のエーレンブライトシュタイン要塞(Festung Ehrenbreitstein)に渡ることができる。 1982年から、コブレンツ市内の旧ランゲマルク兵舎(ドイツ語版)の建物内にドイツ連邦軍の管理する研究・教育施設兼、一般向け博物館・資料館としてコブレンツ国防技術博物館が設置され、公開されている。 1772年・1773年 ゲーテは、当地に住んでいた、ヴィーラントのいとこで女流作家のゾフィー・フォン・ラ・ロシュ(Sophie von La Roche)の館を訪れ、家族の一員のように遇された様子を、自伝『詩と真実』(Dichtung und Wahrheit)において詳述している。 漫画家水木しげるは、かつては川中島であったコブレンツ郊外のオーバーヴェルト(Oberwerth)を舞台とする「死の踊り」という妖怪譚を描いている。「恋する人といっしょになれないで死ぬと死の踊りの地獄に落ちる」が、その場所がこの島とされている。14世紀中頃コブレンツの「武士」の娘が父の従者と恋仲になったが、父にその関係を反対されて死ぬ。彼はオーバーヴェルトに行き、踊り狂う少女たちの輪の中に入り踊り死ぬという話である。
※この「文化・観光・伝説」の解説は、「コブレンツ」の解説の一部です。
「文化・観光・伝説」を含む「コブレンツ」の記事については、「コブレンツ」の概要を参照ください。
- 文化・観光・伝説のページへのリンク