政策的位置づけ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 16:59 UTC 版)
政策的には、1972年の第3回国際連合貿易開発会議(UNCTAD III)において初めて小島嶼開発途上国(SIDS)の島嶼性と隔絶性に結びついた不利益が議論の焦点となり、1992年にはアジェンダ21においてSIDSの名称が初めて明文化された。1994年のバルバドス行動計画にSIDSの脆弱性が詳細にまとめられ、以来、経済・環境・社会面での脆弱性を測る脆弱開発指数の開発が進められてきた。 一方欧州連合(欧州共同体)でも、フランスの提案の下1989年に創設されたPOSEI(Programme des options spécifiques à l'éloignement et l'insularité; 離島選択プログラム)に始まる島嶼地域法制において島嶼性(insularité)が明文化されている。2016年欧州議会での「島嶼の特殊状況に関する決議」の可決以降、EU加盟各国でも島嶼および島嶼性に関する法制定の動きが進んでいる。
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