改質アスファルト混合物
改質アスファルト混合物は、改質材の添加や改質操作などによって通常のアスファルト混合物の耐久性能を向上させたものです。耐久性能としては耐流動性、摩耗抵抗性、骨材飛散抵抗性およびたわみ追従性などがあり、改質アスファルト混合物は主に表層および基層用材料として使用されます。
改質アスファルトには、ゴムや熱可塑性エラストマーを単独または併用した改質アスファルトⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型およびポーラスアスファルト混合物に使用されるH型等があります。また、ブローイング操作をくわえて感温性を改善したセミブローンアスファルト、改質剤としてエポキシ樹脂を用いたエポキシアスファルト、グースアスファルト混合物に使用する硬質アスファルトなどがあります。
改質アスファルト混合物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/05 01:31 UTC 版)
「アスファルト混合物」の記事における「改質アスファルト混合物」の解説
改質アスファルト(ポリマー改質アスファルトやセミブローンアスファルト)を用いて製造したアスファルト混合物を総じて、改質アスファルト混合物とよぶ。また、アスファルト混合物製造時にゴムや熱可塑性エラストマーなどの改質材(ポリマー添加物)を添加して製造するときもある。通常のストレートアスファルトを用いて製造したアスファルト混合物に比べて、ポリマー改質アスファルトを使用した混合物では、塑性変形抵抗性(耐流動性)、摩耗抵抗性(耐摩耗性)、骨材飛散抵抗性などの耐久性能の向上が期待できる。また、セミブローンアスファルトを使用した混合物では塑性変形抵抗性の向上が期待できる。改質アスファルトは、通常のアスファルトに比べて粘度が高くなる場合が多いため、施工中の混合物の温度が低下すると極端に施工性が悪くなることから、舗設温度の管理に留意が必要である。使われる改質アスファルトの種類によって、下記のような場所で使用される。
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