操作的診断基準による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 07:53 UTC 版)
1980年にアメリカ精神医学会(APA)が『精神障害の診断と統計マニュアル』第3版(DSM-III)を発表し、「うつ病性障害」を、ある程度症状の重い「大うつ病(Major Depressive Disorder)」と、軽いうつ状態が長期間にわたって続く「気分変調症(Dysthymia)」に二分した。原因による分類・定義が現時点では困難であるため、1994年に発表された第4版のDSM-IVと、『ICD-10 精神および行動の障害』でも、基本的にはDSM-IIIの構成が継承されている。 ICDおよびDSMにおける分類ICD-10 (F30-39)DSM-5 抑うつ障害群(F32) うつ病エピソード (F33) 反復性うつ病性障害 (F34) 持続性気分(感情)障害 (F39) 特定不能の気分(感情)障害 (296.2x) うつ病/大うつ病性障害 (Major Depressive Disorder) - 単一エピソード (296.3x) うつ病/大うつ病性障害 - 反復エピソード サブタイプ不安性の苦痛を伴う 精神病性の特徴を伴う メランコリア (en:Melancholic depression) 非定型 (Atypical) 緊張病を伴う (Catatonia) 周産期 (peripartum, en:Postpartum depression) 季節型 持続性抑うつ障害/気分変調症 月経前不快気分障害 重篤気分調節症(児童の持続的・反復的な不機嫌) DSMによるうつ病性障害のサブタイプについては「気分障害#うつ病性障害」を参照
※この「操作的診断基準による分類」の解説は、「うつ病」の解説の一部です。
「操作的診断基準による分類」を含む「うつ病」の記事については、「うつ病」の概要を参照ください。
- 操作的診断基準による分類のページへのリンク