提携と資金調達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 13:46 UTC 版)
「ホワイト・ヘルメット (シリア内戦)」の記事における「提携と資金調達」の解説
SCDは正式には公平な人道NGOであり、いかなる政治的または軍事的当事者との関係を持たず、必要としている人には誰にでもサービスを提供すると約束している。SCDは地元評議会や武装勢力との交渉を通じて活動区域を拡大してきたと主張している。 SCDはオランダのNGO「メイデイ・レスキュー」と緊密なパートナーシップを結んでいる。メイデイ・レスキューのシリア・プログラムマネージャーはFarouq Habib であり、彼はホワイトヘルメットの国際関係のトップとして説明されている 。2015年5月、SCDのトップのラエド・サレーとメイデイ・レスキューのトップのジェームズ・ル・メスリエールは国際連合安全保障理事会と欧州連合の外交官と会いシリア上空の飛行禁止空域の施行を主張した 。2015年9月の国際連合総会のサイドミーティングでも飛行禁止空域の施行が主張された。 ホワイトヘルメットはアメリカ合衆国、イギリスや他の西側政府から慈善資金を受け取っている 。初期の最大出資者はメイデイ・レスキューを通じて出資したイギリスの外務・英連邦省だった。2016年時点でSCDはアメリカの民間の国際開発企業「ケモニクス」を通じて部分的に資金提供を受けていると述べている。資金提供者は現在カナダ政府の「Peace and Stabilization Operations Program」や 、デンマーク政府 、ドイツ政府 、日本の国際協力機構(JICA)、オランダ外務省 、ニュージーランド外務省、アメリカ合衆国国際開発庁 (USAID) とイギリスの「Conflict, Stability and Security Fund」(CSSF)が含まれる 。USAIDは2013年から2016年3月までに少なくとも2300万ドルを寄付した 。イギリス政府は2012年から2015年11月の間に1500万ポンドの資金を提供し 、2016年10月までに3200万ポンドに増加した。SCDはまた負傷したボランティアの治療の提供と彼らの家族をサポートする「Hero Fund」への個人のオンライン寄付も受け取っている。
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