接種時期・種類・回数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/16 18:00 UTC 版)
「四種混合ワクチン」の記事における「接種時期・種類・回数」の解説
1期:生後3か月から接種可。3~8週間間隔で3回、3回目の接種から約1年後(6ヶ月後から可能)に1回の計4回接種。 2期:11歳から、二種混合(DT)ワクチンを1回接種。多くの自治体で小学校6年生での投与を推奨している。2期は百日せき(DPTのP)を含まないワクチンを用いる。小学生高学年以上の年長者の百日せき患者が急増しているため、海外では多くの国が就学前と二種混合(DT)ワクチンの接種時期に三種混合(DPT)ワクチンの追加接種をするスケジュールに変更になっている。日本でも、現在使われている三種混合ワクチンを年長者に接種することも可能だが、任意接種(有償)。 10歳以上で接種するとジフテリアトキソイドによる副反応が強く出ることが多いため、1/5量(0.1 mL)を投与。この量では破傷風の有効量が不足しているため、最大限の効果を得るためには別途破傷風トキソイド単体の接種か、Td (Tetanus, Diphteria) またはTdap(Tetanus, Diphteria, acellular Pertussis)を輸入して用いる必要がある。 Tdapは従来の沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン(DTaP)に比較してジフテリア毒素抗原量および百日咳抗原量が減量されている。 アメリカ疾病予防管理センターは、11~12歳の時と、成人にも10年ごとにTdapの接種を推奨している。
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