指数生存関数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 21:20 UTC 版)
指数型生存分布では、個人の年齢や機器の使用期間とは無関係に、どのタイミングでも死亡(故障)の確率は同じである。これはつまり、指数生存分布が無記憶性を持つということである。対象の生存期間は、その時点での死亡(故障)確率に影響しない。この指数関数は、部品が故障する際に交換されるようなシステムの寿命に適したモデルとなろう。また、短期における生体の生存のモデリングにも使い勝手が良いが、長期にわたる生体の生存のモデリングには適さないであろう。Efron and Hastie(p.134)では、「もし人間の寿命が指数分布に従っていると仮定すると、老人も若者もない。単に、運が良いか悪いかそれだけである」と述べている。
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