指導者講習会の実施
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 20:35 UTC 版)
「五色ホースクラブ」の記事における「指導者講習会の実施」の解説
五色ホースクラブでは、臨床心理士で獣医師の高橋良臣や松下電器乗馬部を創立した河瀬浩を講師に迎え、医師や理学療法士など医療に従事する専門家達と共同で障害者乗馬指導者講習会を行って指導者の育成に力を入れて取り組むとともに、医療従事者としての乗馬療法士の国家資格認定のために行政へ働きかける活動を行っている。 また、現在、医療としてのアプローチおよび心理面でのアプローチに特化したホースセラピーを行っている場所は他にはなく、治療効果よりも障害者へのレクリエーション効果を期待して導入している場合が多い。それ故に本格的なセラピー利用者の受け入れ場所不足が深刻化しているため、受け入れ先の確保と拡大に向けて定期的に講習会を主催し、指導者の育成に力を注いでいる。 実際の業務では、セラピーの状況報告や個人個人の機能面・注意点を話し合い、各専門分野から意見交換を行って次のレッスンプログラムを組み立てるという方針になっている。 特にハンディキャップのある方へのホースセラピーでは安全を充分に確保する必要があるため、常にミーティングを行って風通しを良くし、状況を把握、判断して改善点を柔軟に受け止め実行する事が指導者として最重要課題となる。そのため、指導者育成に関しても従来から存在するホースセラピーとは異なり、馬の触り方・引き馬の仕方など非常に細かく独自の基準を設けている。 指導者育成レッスンでは、全体を把握しながら乗り手がすべき運動課題を提示し、馬の歩く方向を決定するインストラクター、綱を持ち馬を引いて馬の歩行をコントロールするリーダーや乗り手への直接介助を行うサイドウォーカーを志す者には常に危機意識を持つよう指導を徹底し、実践的なシミュレーションを繰り返し行っている。
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