拡大する対外投資
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 02:01 UTC 版)
「テマセク・ホールディングス」の記事における「拡大する対外投資」の解説
2003年以降、シンガポール国内の関連企業の再編により、テマセクは国内企業の株式を売却するなどして獲得した資金をもとに、対外投資を拡大している。その結果、02年の対外投資総額約50億SGDから、06年には約3倍の約150億SGDにまで増加した。09年3月現在の地域別の投資事業ポートフォリオはシンガポール31%、国外69%で内訳は以下の通り。 31%:シンガポール 27%:北アジア(中国、台湾、日本、韓国) 9%:ASEAN 7%:南アジア(インド、パキスタン) 22%:OECD加盟国(日米欧ほか) 4%:ラテンアメリカ他 また、UBSやメリルリンチなど、サブプライムローン問題で疲弊した欧米の金融機関にも、多額の資本注入を行って、世界の金融市場で存在感を示す政府系投資ファンドの一つである(07年現在)。日本の、ソフトバンク系金融ITコングロマリット、SBIホールディングスと共同で子会社を設立し、アジアの金融機関を対象に投資活動を行うことを発表した。
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