戦時下の警報と興行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 21:33 UTC 版)
1942年5月16日、東京都では警視庁と映画館や劇場を運営する興行者団体との間で、警報発令時の行動や入場券の取り扱いなどについて申し合わせが行われた。申し合わせでは、警戒警報発令時には原則として興行は中止しないが空襲警報が発令された際には観客を退避、場外へ誘導させること、入場券は興行前に中止した興行を開始した日から有効、興行開始後5/10の時間が経過した後に中止した場合は無効(払い戻しせず)といったルールが定められた。 実際の適用例では、1943年の大相撲大阪場所では警戒警報下でも開催されたが、同年5月の夏場所では5日目(5月13日)に警戒警報が発令されて中止された。同日、後楽園球場のプロ野球も警戒警報が解除されるまで中止を決め、府中競馬場の東京競馬も中止、順延が発表されている。
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