戦後の再公開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 17:48 UTC 版)
「忠臣蔵 天の巻・地の巻」の記事における「戦後の再公開」の解説
戦後1953年(昭和28年)12月12日に日活ではなく東宝系で再公開された。戦中に製作部門が合併されて大映となったために日活は興行会社であった。一方東宝争議の後に新東宝が生まれ、製作能力が著しく低下した東宝が戦前の作品の改訂版の上映で急場を凌いでいた事情から、日活側で戦前の『忠臣蔵「天の巻」「地の巻」』の改定総集版を作り、東宝側で上映する「日活提供・東宝配給」の形で実現したものであった。この時の102分尺(12巻分)のプリントのみが現存している。そして翌年に日活は製作部門を再開して映画製作に乗り出し、3年後の1956年(昭和31年)12月12日にいったん東宝で再映したこの作品を再び日活で公開している。その時は併映で当時売り出し中であった石原裕次郎の「地底の歌」との二本立てであった。 2013年(平成25年)12月3日にHDリマスター版のDVDが日活より発売された。タイトルは『忠臣蔵「天の巻」「地の巻」(総集編)』としている。
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