戦前の歌謡曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 09:59 UTC 版)
1930年代、関東大震災の復興とともに東京の近代化が一気に進み、洋風の近代市民層が形成されると、モダンな都会文化を歌いこんだ都会賛美調の歌謡曲が流行した(「東京行進曲」、「銀座の柳」など)。対して、観光客誘致の目的から「ご当地ソング」の走りとなる、旅情を誘う歌謡曲・新民謡が多数リリースされ(「波浮の港」、「茶切節」など)、時として観光ブームへとつながった。また、日本の勢力が海外で拡大するとともに「酋長の娘」や「上海リル」といった、それぞれの土地の娘を賛美する、異国情緒を明るく歌いこんだ歌謡曲が作られヒットした。
※この「戦前の歌謡曲」の解説は、「歌謡曲」の解説の一部です。
「戦前の歌謡曲」を含む「歌謡曲」の記事については、「歌謡曲」の概要を参照ください。
- 戦前の歌謡曲のページへのリンク