戦争マラリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:00 UTC 版)
詳細は「戦争マラリア」を参照 大東亜戦争(太平洋戦争)では南方のジャングルに長期滞在する兵士が多かったため、マラリア患者が続出した。大日本帝国軍は治療薬キニーネの支給を行っていたものの、ガダルカナル島の戦いでは1万5000人、インパール作戦では4万人、沖縄戦では石垣島の住民ほぼ全員が罹患して3,600人、ルソン島の戦いでは5万人以上がマラリアによって死亡した。 米軍も大戦中に多くの戦争マラリア罹患者を出し、罹患者は50万人にも及び、アフリカや太平洋での作戦中に6万人の米兵がマラリアのために死亡した。 この経験から米軍は1946年に蚊の忌避剤としてディートを使用し、後の民生用虫除け剤の開発の契機となったが、ベトナム戦争でも多くのマラリア罹患者が出た。
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