成虫の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 14:26 UTC 版)
細長い体に大きな柔らかい翅を持ち、歩脚はあまり発達しない。トンボやカゲロウに似ていることからその名を持つものが多いが、これら原始的な不完全変態の昆虫とは系統的には大きく異なる。短命かつ摂食機構を持たない種が多いカゲロウの中にあって、本目の成虫は摂食し、また越冬するものもある。 咀嚼口式で、通常触角は糸状または数珠状である。体はトンボのような構造をとるものが多いが、ヒメカゲロウのように胸部が大きいものもある。翅脈は網目状の構造をとることもある。外部生殖器が発達しているものもしばしば見られる。腹部はすべての種で十環節からなり、おもに円筒形である。多くの種で前翅と後翅が同形、または前翅の方が大きい。トンボやカゲロウとは異なり、翅を前後重ねて背面に屋根状に畳むことが出来る。
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