成虫飼育
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 08:44 UTC 版)
産卵木を埋め込んでセットする必要のある種類の場合はケースにマットを7、8割まで入れて材を覆い隠してしまう。産卵木を埋め込まずにセットする種類の場合は底にマットを少しひいてその上に材を置く。使用する産卵材としてはシイタケ栽培に使用し終わった後の廃ほだ木などを利用したものや材に植菌した産卵木などがあるが、飼育種に応じて腐朽具合や水分などの適否が異なることから使い分ける必要がある。メスに状態のよい産卵木の選定を委ねるためにも複数本埋め込む場合もある。マットに産卵する種類の場合は、底の部分を硬く詰めると産卵木の代わりとなる。次に成虫の餌となる昆虫ゼリーなどを入れ、交尾済みのメスを入れる。メスの産卵を邪魔することがあるのでオスは別のケースに入れるのが望ましいが、闘争性の激しくない種類の場合には一緒に入れても構わない。マットを産卵床としない場合には、品質に神経質になる必要はない。
※この「成虫飼育」の解説は、「クワガタムシ」の解説の一部です。
「成虫飼育」を含む「クワガタムシ」の記事については、「クワガタムシ」の概要を参照ください。
- 成虫飼育のページへのリンク