産卵木
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 08:44 UTC 版)
朽木に直接産卵する種から採卵するために用いられる木材の形状を保った状態の朽木で、種類によって適した種類、硬さ、太さが異なる。一般にはクヌギ・コナラ材をシイタケ栽培に用いた後の廃ほだ木を商品化したものが手に入りやすい。オオクワガタの場合は、爪がめり込む程度の硬さがよいとされる。 オウゴンオニクワガタやタランドゥスオオツヤクワガタなどでは、近年霊芝材(れいしざい)すなわちマンネンタケの菌糸を接種して作り出した朽木の効果が注目されており、他の種でも使用されるなど需要が増えつつある。同じくカワラタケの菌糸を接種して腐朽させた産卵木もこれらの種の採卵に有効であることが知られている。
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