産卵習性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/29 21:56 UTC 版)
後述するように、本種の雌成虫は食草の上に集団を作り、1頭の雄がそれらを防衛し、交尾するハレムを作る。雌成虫は産卵をハレムのある株で行うこともあるものの、別の株に移動して産卵することがしばしばある。しかもその先は雌の密度の低い株であることが多い。雌は産卵が終わると元の株に戻る。さらには食草ではない植物の葉や枯れ葉にも産卵する。孵化した1齢幼虫は卵黄の栄養で成長するから食草は不要なので、栄養を摂取する必要になるのは2齢からとなる。2齢幼虫はとても活発に移動する能力があり、それによって食草を探し出す。雌成虫が成虫のいない場所に産卵する傾向については、卵に寄生する寄生バチが、成虫の放つ集合フェロモンを目当てに卵を探している可能性があり、それからの攻撃を避ける意味があるのではないかとしている。
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