成虫の生態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 06:09 UTC 版)
平らな姿勢で枝先などに静止する種が多いが、斜めに静止する種や、飛び立つとなかなか静止しない種もある。翅を開いた状態で静止する。大部分の種が池、沼、水溜まり、湿地などの止水域に広く生息しているが、一部のものはゆるやかな流水がある環境に生育する。雄は静止または飛翔しながら水辺の一定空間で縄張りを持つ。雌は短い単純な生殖弁で産卵する種が多いが、長く突き出た生殖弁を泥に差し込んで産卵する種もある。連結状態または雌単独で飛翔しながら連続的あるいは間欠的に打水、打泥して産卵をするものが多い。マユタテアカネとコノシメトンボ、シオカラトンボとシオヤトンボなどのように近縁種間で種間雑種がDNA解析により確認されている。 翅を開いた状態で平らな姿勢で枝先に静止するアキアカネのオス 昆虫を捕食中のマユタテアカネ 交尾中のシオカラトンボ 産卵中のタイリクアカネ
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