憲法修正の権利
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 06:11 UTC 版)
「カンザス・ネブラスカ法」の記事における「憲法修正の権利」の解説
奴隷制擁護派準州議会が最終的に州憲法を住民投票に掛ける提案をした。この憲法は2つの代案があったが、どちらも奴隷制を違法にしてはいなかった。自由土地開拓者達は議会の住民投票をボイコットして自分達のものを組織し、自由州憲法を承認した。競合する住民投票の結果が準州知事によってワシントンD.C.に送られた。 ジェームズ・ブキャナン大統領は奴隷制を認めるが新しい奴隷の輸入は認めなかったルコンプトン憲法(英語版)を議会の承認を求めて提出した。上院はルコンプトン憲法の下でのカンザスの州昇格を承認した。ただし、ダグラス上院議員はこの憲法に関する住民投票が奴隷制を禁じる代案を提示できなかったことで不公平だと考え反対した。この法案はその後下院で止められ、北部の議員たちがカンザスを奴隷州として認めることを拒否した。サウスカロライナ州選出の上院議員ジェイムズ・ハモンド(その「キング・コットン」演説で有名)がこの議案を州の排除として特徴づけ、「もしカンザスが奴隷州であることを理由に合衆国から追い出されるならば、南部州はどれも名誉をもって合衆国内に留まることができるだろうか?」と問いかけた。
※この「憲法修正の権利」の解説は、「カンザス・ネブラスカ法」の解説の一部です。
「憲法修正の権利」を含む「カンザス・ネブラスカ法」の記事については、「カンザス・ネブラスカ法」の概要を参照ください。
- 憲法修正の権利のページへのリンク