愛称の公募と竣工
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「岡山電気軌道9200形電車」の記事における「愛称の公募と竣工」の解説
車両の導入に先立つ2001年(平成13年)夏より車両愛称の全国公募が実施され、その結果9200形は「MOMO」という愛称が付けられた。岡山のシンボルである「桃」や「桃太郎」にちなむものであるが、「桃」の字の使用を避けて果実や花を連想させないようにしているという。またミヒャエル・エンデの児童文学『モモ (MOMO)』にも由来し、速さ・快適さ・便利さを求める現代文明のパラドックスを覆す存在にという思いが込められているという。愛称については第2編成(愛称は「MOMO2」)の導入以降は「MOMO1」とも表記される(車体のロゴは「MOMO」のまま)。 2002年(平成14年)5月25日、車両がメーカーの新潟鐵工所から岡山市内の岡山電気軌道東山車庫に搬入された。車両導入費用は2億3千万円で、国土交通省の公共交通移動円滑化設備整備費として国・岡山県・岡山市から計1億1千万円の補助を受けている。このうち市からの補助には一般市民からの寄付金約500万円が含まれる。搬入後、6月10日の「路面電車の日」にちなんで8・9日には市民団体RACDA(路面電車と都市の未来を考える会)主催の試乗会が実施された。 車両の竣工は2002年7月5日付。同日9時20分から東山車庫にて9200形の出発式が開催され、テープカット後に臨時ダイヤで東山(現・東山・おかでんミュージアム駅)から岡山駅前まで東山本線1往復した後、東山11時5分発の列車から所定ダイヤでの営業運転を開始した。
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