怨念鬼獣 チドゲラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 06:58 UTC 版)
「電光超人グリッドマンの登場怪獣」の記事における「怨念鬼獣 チドゲラー」の解説
第33話「もうひとりの武史」に登場。 武史の15年間の人生で積もりに積もった怨念の塊で、全身が骨でできている。また、時折泣き真似をしたり、拗ねたような動作を見せる。口からシステム組み換え光線や獣魂を放ち、肋骨から生えた8本の棘をミサイルのように飛ばして攻撃する。この棘はバリアーシールドを弾き飛ばすほどの威力を持つ。 自分と瓜二つの外見ながら性格は全く逆の好青年・タケオが直人やゆかと仲良くなる様子に対する武史の嫉妬心から生み出された。タケオが自分と同じマイクロチップ内蔵の腕時計を着けていたことに目を付け、電波塔のコンピュータに侵入し、発信システムを組み換えて腕時計を着けている人間の腕を操る。これによって「直人がゆかの尻を触る」「一平が自分の顔を手でつねる」など、本人の意思とは無関係に悪事や奇行に走る事態が続発した。 その後、様子見のために外出した武史がポケットコンピュータを使って操作したことで「軽食中のカップルがクレープを顔にぶつけ合う」「尼崎巡査が見境なく拳銃を発砲する」という騒動まで起こり、被害はさらに拡大する。しかし、タケオは時計を紛失していたため影響を受けなかった。 火炎弾と棘でグリッドマンを苦しめ、援護に駆けつけたゴッドタンクにも棘を浴びせ苦戦させるが、サンダーグリッドマンの前には火炎弾も棘も通用せず、ドリルブレイクを受けて怯んだところをサンダーグリッドファイヤーで倒された。 スーツアクター:三宅敏夫 着ぐるみはジュバゴンの改造。デザイン検討稿では、チョウザメをイメージしたウロコに覆われていた。デザイン画での名称は「グラジラー」。 タケオは、武史役の菅原剛が一人二役で演じている。タケオの正体は最後まで不明だったが、ナレーターからは「武史がまだ幼いころ、『大きくなったら、こんな人間になりたい』――そう思った姿が、タケオとなって現れたのかもしれない」と解説されている。
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