応援を呼ぶ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 06:08 UTC 版)
呼びかけに反応がなければ大声で叫んで助けを呼び、周囲の人に119番通報とAEDの手配を頼む。 一人で何もかも処置しようとしてはならない。極力周囲の者を巻き込んで複数で対処する。小さなことでも何かを手伝ってもらうことが望ましい。例えば一人目が119番通報し、二人目がAEDを取りにいき、三人目が即座に胸骨圧迫を開始し、四人目が人工呼吸・吹き込み用の感染防護具マスクやゴム手袋を取りに行くなどである。薬局やホームセンターが近くにあれば、ゴム手袋・ビニール手袋を買ってきてもらうなども。ひとりでは必ず限界が来るし、精神的にも辛い状況になる。 完全に意識不明者と二人きり、応援が全く望めないという時には自分で119番通報する。携帯電話を持っていないときには、倒れている人を横向き(回復体位)にして、固定電話や公衆電話のある場所を探す。 訓練を受けていない市民救助者の場合、その場で携帯電話から119番通報をすれば、何を確認してどうすればよいかの助言が得られる。その助言の中にAEDの手配、および胸部圧迫のみのCPR(ハンズオンリーCPR)のやり方が含まれる。 鉄道駅、学校、ホテルその他大きなビルには、AEDが備え付けられている。確実にある場所、例えば駅がすぐ近くという場合以外は、複数の人に近くの大きな別々のビルに駆け込んでもらうのもよい。
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