必至問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 05:14 UTC 版)
攻め方は王手または詰めろの連続で迫り、玉方は最強の抵抗を試みる。目的は玉方の玉に必至をかけることである。詳細は必至#必至問題を参照。
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必至問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 16:46 UTC 版)
△持ち駒 残り全部 ▲持ち駒 なし図6 必至問題の例(3手必至) 必至問題は詰将棋に似ているが、攻め方の手番では王手か詰めろをかけることが要求され、最終的に必至をかけられれば正解である。ただし普通は、その局面が確かに必至であるのを確認することまで求められる。上達法として詰将棋に勝ると言われることも多いが、作成が大変なため、詰将棋に比べると圧倒的に問題数が少なく、確立した文化と呼べる状態ではない。必至問題の手数も5手必至までのものが多く、7手必至以上の問題は少ない。実戦の用語でも、時として「~手必至がある」のように言うことがあるが、その場合も実際に用いられる語としてはせいぜい5手必至程度までであり、それ以上は実戦では後述の「寄り筋」「一手一手」などと呼ぶ場合が多い。 詰将棋にはなく、必至問題に頻出する種類の手がある。たとえば、あるマス目への、自分の駒の利きを増やす、あるいは相手の駒の利きを減らす手である。 1手必至とは、攻め方が1手指して必至を完成させる問題、3手必至とは、3手後に必至を完成させる問題、等となる。1手必至の難易度は詰将棋7手詰前後と言われる。 図6は3手必至の例である。桂馬を動かすと△2二玉から上部に逃亡されるので、これを動かさずに▲4一飛成と金を取りながら王手をかけるのが正解である。△同玉に対して▲2二桂成とすれば上で解説した「両側を金で挟む」必至となる。初手は王手でなくてもよいので、▲5二とという手も考えられる。これは▲4一飛成と▲4二とという2通りの詰みがある詰めろであるが、△5一銀▲同と(この手も詰めろだが)△同金で失敗となる。
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