心力歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 02:19 UTC 版)
「成蹊中学校・高等学校」の記事における「心力歌」の解説
作成は成蹊学園創立者中村春二の盟友であった小林一郎。小林は少年期に奥津雁江の私塾において和漢書を学習し、東京帝国大学を卒業後は西洋哲学の著訳書を相次いで出版、さらには日蓮、法華経などの仏教を中心に東洋哲学に精通している研究者でもあった。教育の基本的な在り方を日本古来の教育理念である「修養」としたことから、生徒に心の奥底にある「尊い心」を気付かせるための手段として制作を依頼され1913年に完成。構成は全8章で漢文調であり、人間の内面的主体性の重要性を多角的に説く。1922年には当時の成蹊実務学校の英語教師により英訳され海外も紹介された。現在も入学式や卒業式の際に唄われ成蹊教育の重要な役割を担っている。
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