徳洲会事件と退任
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 11:17 UTC 版)
詳細は「徳洲会事件」を参照 2012年12月、衆議院選挙で鹿児島2区に立候補し、当選した徳田毅議員の陣営に多数の職員を給与・日当を払い運動員として派遣した疑いがあるとして、総務省から公職選挙法違反の可能性がある疑惑が掛かっていることが2013年9月16日に明らかになったとNHKなどに報じられた。同年、東京地検特捜部は、虎雄の娘2人を含めた6名を逮捕し、その後虎雄夫人の徳田秀子も逮捕したが、虎雄本人については、起訴相当と考えながらも、生命の危険があるため、中止し、病状などの行方を見て、判断を見送ることを決定した。 これらの事件の責任をとり、2013年10月20日、医療法人徳洲会及び特定医療法人沖縄徳洲会の理事長職から退任するとともに、社会医療法人社団木下会、医療法人静仁会、埼玉医療生活協同組合、札幌医療生活協同組合の理事長職からも退くことを明らかにした。一方、11月3日付で株式会社徳洲会、徳洲会建物管理株式会社、インターナショナル・ホスピタル・サービス株式会社など6社の社長に就任しており、院政を敷くのではないかとの観測が流れた。 2019年の第28回FNSドキュメンタリー大賞では鹿児島テレビが虎雄の半生を題材として取り上げた『トラオの夢 病院王・徳田虎雄とその時代』を製作し、同年10月2日深夜にフジテレビで放送された。その中では81歳となった2019年4月の時点での虎雄の近況も紹介され、もはや車椅子に乗れずにベッドに横たわったまま、目で意志を伝えることも困難な状態となっている。
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